冬の肌のために気を付けたい食生活
- 株式会社ラサンテル
- 2021年2月5日
- 読了時間: 2分
冬のお肌にとって最大の敵は「乾燥」です。寒さで血行が滞りがちになり、湿度が低いせいで乾燥が進んでしまいます。そんな冬の肌ケアについては保湿を中心にいくつかのお手入れ方法をご紹介してきました。そこで、今回は話の切り口を少し変えて、冬の肌コンディションを改善する食事(食材)を取り上げます。
肌の乾燥は、肌の角質層を構成する角質細胞の働きが何らかの原因で低下しているからといってよいでしょう。角質細胞は、紫外線や温度の変化、風や汗などの外部からの刺激でダメージを受けます。ダメージを受けるのは生活している以上当然なのですが、ダメージを受けて古くなった細胞が新しい細胞と入れ替わり続けなければ健康は肌を維持することはできません。
この細胞の入れ替わりを「ターンオーバー」といい、その入れ替わり周期は約28日間であることが理想的な周期だといわれています。
ターンオーバー機能を維持するためには、新しい細胞を作る栄養素が必要です。肌の潤いとハリを保つために必要な栄養素といってもいいでしょう。

その栄養素と食材は次の通りです。
・タンパク質⇒細胞の原料になる 肉や魚、大豆など
・ビタミンA⇒アミノ酸を代表とする天然保湿因子(NMF)の生成を促す;うなぎやにんじ ん、ケール、小松菜、青ネギなどの緑黄色野菜、レバー、卵黄など
・ビタミンB2、B6⇒アミノ酸の吸収を助ける;B2は豚や牛のレバー、乳製品、のりなど B6はにんにくやトウガラシ、小麦はい芽、マグロやあじ、かつおなどの魚
・ビタミンE⇒血行を促進し、新陳代謝を助ける;ほうれん草やブロッコリーなどの緑色野 菜、アーモンドなどのナッツ類、ひまわり油、べに花油など
・必須脂肪酸⇒角質細胞の細胞膜を作る;イワシやサバなどの青魚、コーン油、肝油、ごま 油など以上は主要なものですが、なかでもとくに意識して摂りたい栄養素はタンパク質で す。何といっても細胞自体の原料になるのですからターンオーバーには不可欠です。
さて、平均的な成人女性に必要なタンパク質は、1日に50グラム程度だといわれています。大体の目安ですが、たとえば朝食にたまごを1つ、昼食に豚肉入りの野菜炒め、夕食にはまぐろなどの刺身と味噌汁、湯どうふなどを食べれば十分でしょう。ただ、タンパク質がターンオーバーに不可欠だといっても肉だけとか大豆だけとかの単一の食材のみを食べていると栄養が偏りますので、上記の目安のように食材を工夫しましょう。
食事による肌の改善は時間がかかりますが、継続していれば効果は必ず現われてきます。
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